
Cool Struttin
心憎いばかり粋だね。1958年にリリースされたソニー・クラークのあまりに有名な代表作。とりわけ日本で有名。それは聴けば判る。どこがどうという理屈ではない。ただ気軽に聴ける娯楽性を持ちながら、不思議と気品さみたいなものを同居させているので、粋だねっとか心憎いねって言葉が自然と浮かんでくる。その一種曖昧模糊としたフィーリングが合うんだなあきっと。まずフロント二人がブリリアントだ。「Blue Minor」でのアート・フゼマー。。これは曲との相性がいいんだろう。彼の繊細なロマンティシズムがこれほど活きてる演奏も珍しい。そして抒情的で美しい「Deep Night」でのジャッキー・マクリーン。心が洗われるような清らかな音色に、はちきれんばかりの創造性に満ちたソロに感嘆。それらをバックから盛り立てるポール・チェンバースやフィリー・ジョーもいい仕事。最後になったが、主役のクラーク。ここでの彼のピアノはデリカシーに富んでデリケートだが、同時にファンキーで豪快。その矛盾するかのような二面性が作風にうまくとけこんでいると思う。またそのイメージがジャケの印象ともピッタリなんだ。語っても語っても、魅力は尽きませんね。是非聴いてみて下さい。素晴らしい作品です。
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